アプリ「狼ゲーム」プレイ感想
不思議な施設でコミカルな殺人がおこなわれるアドベンチャーゲームアプリ「狼ゲーム」ノーマルエンドクリア。
なんで1周目でTRUE END見せてくれないんや。
攻略は無しのプレイ感想です。
私、今まで一度も人狼ゲームを遊んだことがなくて、そういう「一人でも楽しめる人狼ゲーム、ないかなぁ〜?」とアプリストアをうろうろしていたら……それっぽいのを見つけました。
その名も「狼ゲーム」!
ただの人狼ゲームではなく、謎解き要素もあり、主人公を操作して楽しむストーリーありのアドベンチャーゲーム……らしい。
ほほ〜ん、面白そう! と軽い気持ちでインストールしたのが間違いだった。
とんでもねぇアプリでした。
私、軽い気持ちで人狼ゲームを遊ぼうと思っていたんですよ。
軽い気持ちで遊びたかったんですよ。
なのにこのアプリ、ちっとも気が軽くない!
気軽じゃないのだ!
いや、見た目はマンガチックだし、華やかだし、今時のポップなアプリだな〜という感想は当初こそ抱いていましたよ。当初は。
しかしポップなのは見た目だけ。
中身はドロドロでした。
とある猟奇殺人事件をキッカケに謎の施設に集められた主人公たちは、メリーとウルフという二人の(?)人形の指示に従うままに狼ゲームを開始することに。
いやもうキッカケが猟奇殺人事件という時点で「ん?」とは思います。思いましたよ。でも始めちゃったアプリだし、最後までやりたいし、とにかく進めてみました。
主人公たち十二名のキャラクターたちは一日ごとに「狼」と「羊」にわかれ(自分が狼羊どちらかは他人には内緒)、狼は羊を殺し、羊は殺されぬよう警戒しながら過ごします。
これ、ふつうの人狼ゲームだとただ役割を分担して役を演じるだけですが、このアプリ「狼ゲーム」ではリアルに殺人がおこなわれます。リアルに狼は羊役の人間をアレするのです。
で、主人公ももちろん狼ゲームに参加するので殺すか殺されるかの世界に身を投じるわけですが、あくまでもプレイヤーはストーリーを楽しみつつ謎解きをするというスタンスなので本来の意味での人狼ゲームとはちょっと違いました。プレイヤーは狼ゲームの傍観者みたいな立ち位置と考えていただいていいかもです。
主人公は初回は羊。
そう、初回は……。
ウフフ。
いやべつに殺人を楽しむアプリではないので、そこは勘違いしないでいただきたいです。
そして狼ゲームの進行とともに主人公が明らかにしていくのが数年前の猟奇殺人事件について! こちらがこのアプリの本題ですね。
謎の施設のあちこちに散らばる猟奇殺人事件についての情報や、被害者と思われる家族が残した手がかり、そして猟奇殺人事件の犯人ユウヤという名前。
猟奇殺人事件〜狼ゲームの真相としましては、
猟奇殺人事件の被害者遺族であるリンタロウが、現場にいながら助けてくれなかった主人公たち&遺族の気持ちを顧みなかった弁護士や記者、警官らに復讐すべくゲームを開催した、というものでした。
このリンタロウもゲーム参加者のひとり。紛れ込んでたんですね。
で、何度かやり直しながらエンディングまで行ったんですが、主人公は最後、誰かに撃たれます。撃たれてエンドでした。
でもその誰かというのは明かされることなく「真相が知りたければ有料版ダウンロードするか二週目がんばってね!」のアナウンスが。
そ、そんな……
間違えた選択肢を選び直すためにもう何度も広告を視聴したというのにか……?
いやわかる。
だって広告収入が主な利益っぽいし。
それはわかる。
でも一周目でトゥルーエンドを見せてくれないゲームは個人的に星ひとつ減らしちゃうんだー!
ごめん!!!
それから、
最後にプレイアンケートがあって、そこで好きなキャラクターを二人ほど選択する欄がありまして。
私はもちろん黒幕のリンタロウとウ○コ座りのシルエットがカッコよかった新村コウを選んだんですが、おそらく女子人気が高いであろうこの二人をメインに絞ったアナザーストーリーばかり展開されていたところも個人的に星ひとつ減らしたいです。
そこは満遍なくキャラを愛してほしいと思いました。運営さんには。たとえ利益のためであろうと。
全体的な感想としましては、いつ殺されるかのスリル感やストーリーの謎解きは満足度が高いゲームだったなぁ、です。
トゥルーエンド、そこだけだ。