「スクスト」のシナリオについて語る。その2

今すごく悩んでる。

エピソードIIIが完結したスクールガールストライカーズ(スクスト)について。

 

4/27にメインストーリーのエピソードIIIが完結したスクールガールストライカーズ(以外スクスト)なんですが、その完結の仕方について、なんか今すごくモヤッとしてます。

 

世界の破滅を前に、「どうすれば世界は救われるの?」という疑問からスタートしたエピソードIII。

回を重ねていくにつれ、世界そのものが現今世界を見失っており、世界の歪みはなくならない……みたいな展開に。

 

結局は、現今世界が違うマリと、フィフス・フォースの大多数の現今世界をショコラーデ・ミラとアマンド・フォーマルハウトたちの現今世界に移すことで「世界の破滅からは逃れられた(?)」という終わり方になりました。

 

けどちょっと待って。

それって本当にハッピーなの?

 

いや、誰もハッピーエンドになったとは言ってないが、

それでも私としては「五次元感知能力をもつフィフス・フォースだけは意識そのままに世界を移動できたけど、ほかの人間は無意識だから世界が統合されたとは気づいていない。だからフィフス・フォースさえよければそれでいい」みたいな終わり方に見えたのです。

 

よくも悪くも五稜館学園のみで世界が完結しているというか。

 

だってミラとアマンド以外のメンバーに関しては、生まれた世界を捨てたということじゃないのか?

捨てなければたしかに世界は破滅してたでしょうが、ここでの「世界の破滅」とは「フィフス・フォースの死」であって、

「世界が救われた」ということは、「フィフス・フォースの死が免れただけにすぎない」ということですよね?

 

そしてフィフス・フォースの女の子たちが現今世界を変えたということは、世界をひとつ消したということで……

 

それってモルガナさん(敵)と同じことやってません?

 

モルガナはタチが悪く、オブリという怪物を生み出して世界を滅ぼそうとしてましたが、フィフス・フォースの女の子たちはオブリこそ生んでいないにしろ世界をひとつ消しましたやん……

 

なんというか、あまりにも五稜館学園外の世界が雑に扱われている気がして、モヤッと感じました。

 

それに、「平行世界のことは気にしないでいい、未来はひとつ」といった終わり方も、今まで散々「もしもの私」の力を借りて戦っておきながらそれ言う!? と思わざるを得ません。

フィフス・フォースがパトリもメモカも捨てて「未来は自分で選ぶひとつしかないんだ!」と言うなら大いに納得できます。

でもまだパトリもメモカも必要なんですよね? オブリは消えてないから。

 

 

おまけに最後、仲間のことも知らない椿芽(エピソードIの主人公)が登場。

 

悠水は「すぐに仲良くなれるよ!」と伊緒らとともに笑顔ですが、このときもまだエテルノには今までの椿芽がいるんですよね。

 

椿芽の気持ちはわからないので個人的な意見を述べますと、

いくら現今世界が統合されたからといって、椿芽の意識までは統合されていないようだから、そこにいる何も知らない椿芽は今までの椿芽と同じなの?

同じように接するのが正解なのですか?

ほぼほぼ別人じゃね?

すぐ仲良くなれるとは限らなくね?

そして新・椿芽と第6チーム(今までの椿芽除く)が仲良くやっているあいだ、今までの椿芽はハブなのか?

それって今までの椿芽からしてみれば寂しくね!?

 

椿芽ちゃんなら不遇な目に遭ってもいい(しかたない)みたいな、そんな風潮はよくない!

よくないぞ!

 

ふだんは伊緒ちゃん推しな私ですらこう思うのです。

ここは椿芽ちゃん推しの意見も聞きたいところ。

 

 

要するに、いくら前世で過酷な試練を乗り越えてきたからといって、フィフス・フォースさえよければ世界は幸せなのだ! みたいな終わり方に私はすごくモヤモヤしているのだあああああああっ!!!